症状とアプローチ(取り組み方)
多くの慢性疾患を持つ患者が
- 従来の治療からでは改善が見られない
- 薬が合わない
- 自分の不調は改善しないんだ!
- どうせ、自分はこんな体質なんだ!
という悩みや思い込みを持っていらっしゃいます。
また、似たような症状で同じ治療をされているのに、回復力の早い人、遅い人の差が顕著に現れるケースもあります。
それはなぜでしょうか?
身体だけではなく、心と身体のつながり、そして個々の生活環境や習慣、食生活、精神的ストレス、遺伝的要因、さらには過去の経験やトラウマからくる信念まで、多岐にわたる要因が絡み合っているからです。
例えば、食生活において、体に良い食事をしているように見えても、摂取時にストレスを感じていれば、その食事の栄養価は十分に吸収されないことがあります。
また、過去のトラウマなど、自らの回復を妨げるブロックとなっていることも考えられます。そのため、同じ症状でもアプローチの方法や治療の方向性は異なることが多いのです。
点と点を結びつける考え方
例:不安症やメンタルに関するお悩み
クライアント様のお話を伺うだけで、こんなマッピングXファイルが、できあがっていきます。
(図参照)
この図を眺めると、みなさんが抱えるどんな症状にも、“思い当たる節”があるかもしれません。
そして、こんな要因が潜んでいたら今は、お薬に頼りながらも、まずは生活習慣や食事から変えてみよう!と、気持ちの持ちようが変わってくるかと思います。
メンタルヘルスや気分の向上に関与すると
考えられる代表的な栄養素
特にEPAとDHAという成分は、抗炎症作用を持つとされ、気分障害の予防や改善に効果があると研究で示唆されています。
ビタミンDの不足は、うつ症状と関連があると、多くの研究結果が報告されています。
特にビタミンB6、ビタミンB9(葉酸)、ビタミンB12は、神経伝達物質の合成や、心血管疾患に関与するホモシステインという物質代謝の重要な栄養素です。
鉄の不足は貧血を引き起こし、それが疲労や集中力の低下、イライラなどの 症状を引き起こす可能性があります。
神経系の健康と機能に必要なミネラルで、亜鉛不足は気分の低下やうつ症状と関連する!ということが明らかになっています。
神経伝達物質の放出と受容体の感受性の調整に関与しています。マグネシウムの不足は不安やうつ症状と関連性が高いと報告されてます。
トリプトファンやチロシンなどのアミノ酸は、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質の前駆体となります。
腸内フローラのバランスが気分やメンタルヘルスに影響を及ぼすという「腸–脳相互作用」の理論が提唱されています。
ただ、こういった栄養素を意識して、食材から、またはサプリメントから頑張って摂取されているのに、残念ながら、まったく改善されない方もいらっしゃいます。
そんなときは…
① 摂取した栄養素が、きちんと消化・吸収されているのか?
吸収されない理由はなんなのか?【マグネシウムでいえば 図を参照】と考えていくと良いでしょう。
② 他の栄養素と環境のバランス。相互作用も考慮。
栄養素は、単一で働くことはなく、他の栄養素と連係プレイしながら体に作用しています。
上記リストの“鉄”に関して言えば、亜鉛や銅とのバランスも 重要になってきますし、なんら身体に炎症があると、吸収阻害が生じます。
ビタミンB群も、マグネシウムと同じく過度のストレスがあれば、浪費され、薬やアルコールなどから尿として排出されやすくなります。
このように単に身体に良いものを摂取!人気のサプリを摂取する!だけでは不十分な方もいるということ。
栄養素の摂取、消化、吸収、そして体内での働きだけでも、個人差があり複雑なネットワークのように機能しているのです。
全体的なバランスと相互関係を考慮することが、改善の鍵となってきます。
③ その他原因の追究
不調や病気になるには、そうならざる要因が必ず存在します。
体や心が不調を訴える時、それはただの突発的な現象ではなく、何らかの深い要因背景が存在するサインであり、警告でもあります。
それゆえ、症状や不調を単に一時的な問題として処理するだけではなく、原因を追求することは極めて重要です。
自分の体の症状(声)を理解せず、表面的な治療に偏ってしまうと【慢性化】を進行させてしまうので是非、ご自身の身体の声を、聞いてあげてくださいね。
慢性疲労(CFS)へのアプローチ
慢性疲労症候群
Chronic Fatigue Syndrome (CFS)
慢性疲労症候群(CFS)は、突如として強烈な疲労感に襲われる疾患で、この疲労感は休んでもなかなか回復せず、6ヶ月以上続くことが特徴です。
頭痛、筋肉痛、脱力感や思考の障害などの症状も伴い、日常生活や仕事に大きな影響を及ぼす場合があります。一部の人は、この疲労の影響で日常の生活すら困難となることもあります。
CFSの症状
持続的な疲労のほかに
- 集中力や記憶力の低下
- 首や脇の下のリンパ節の腫れ
- 原因不明の頭痛、筋肉痛、関節痛
- 不眠症
- 喉の痛み
などのような症状があります。
自然療法による
CFSの治療
- 症状の治療と軽減のためのメディカルハーブ、栄養療法、ホメオパシー
- 感情エネルギーのバランスを整える、フラワー エッセンス セラピー
- エネルギーレベル向上に繋がる、食事と栄養アドバイス
- 精神サポートするライフスタイルカウンセリング
- 検査からの 代謝と栄養素の解釈(バイオロジカル検査:有機酸検査など)
- ストレス管理、セルフケア、メンタリング
- 全体的な健康状態を向上させる
CFSの一因となる可能性のある食物不耐症や
「リーキーガット」などの「腸」の問題や、
この症状を引き起こす可能性のあるウイルス、
副腎機能、その他の毒性の問題も考慮して
サポートさせていただきます。
睡眠障害/不眠症
不眠症は、「なかなか寝付けない」「夜中に何度も目を覚まし再び眠りにつくことが難しい」など、オーストラリアの人口のほぼ 1/3が睡眠障害を経験していると言われています。
不眠症の原因には、ストレス、不安、うつ病、病気、薬に副作用、妊娠などが含まれます。
原因が何であれ、睡眠不足は生活の質を著しく低下させるリスクがあり、特に、疲れや集中力の低下、気分の変動、肥満、長期にわたる病気(糖尿病、心臓病など)などの身体的および感情的な問題を引き起こす可能性があります。
自然療法による不眠症の療法
原因の特定
生活習慣、ストレス、病状、薬の使用など、不眠の原因となる要因を明確にすることから始めます。
神経伝達物質のサポート
睡眠には脳内の神経伝達物質、特にメラトニンが不可欠です。メラトニンの生成と調節をサポートしていきます。
リラクゼーションの
サポート
神経系を落ち着かせ、リラックスさせる方法や習慣の提案。例えば、リラクゼーションのための深呼吸法や瞑想、リラックスできる音楽の選択など。
病状に対するアプローチ
睡眠不足の原因となっている具体的な病状が存在する場合、その病状の治療/療法が必要となってきます。
個別の自然療法の処方
一人ひとりの症状や体質、生活環境に合わせて、最適な自然療法やサプリメントを提案し、不眠の改善をサポートします。
腸の健康
言わずと知れた”腸内環境”
腸内細菌 は、 約 40 兆個 、 1000 種類以上 が存在している。と言われます。
健康な*マイクロバイオームは、強力な免疫システム、心臓の健康、脳の健康、気分の向上、質の良い睡眠、循環機能、肝機能にまで関与し、健康をサポートしています。
* “腸内細菌の表現 ”について
- 腸内フローラ(gut microflora)腸活がブームになりだしたころの 培養法当時の呼び方で、最近はあまり使われていません
- マイクロバイオータ(gut microbiota)腸内細菌、微生物の集団を意味します
- マイクロバイオーム (gut microbiome)研究が進む今現在、最も使われている表現で、遺伝子物質を含めた腸内細菌叢を意味します
よく “病は気から”という言葉があるように、今では ほとんどの不調も腸が少なからず関係していると言われる時代になりました。
うつや便秘、認知症からアレルギーまで心と身体の あらゆる問題は、腸に通ずる!
実際にクリニックを訪れる多くの患者様は、自覚症状の有無に関わらず、以下の疾患に罹患していることが多いです。
また、自覚症状がない場合でも、腸の炎症や過敏、悪玉細菌の増殖など、進行していることがあり、アレルギーや頭痛、記憶力の低下や、疲労、体重の増減などの症状として現れることがあります。
食物過敏症
Food Sensitivities
カンジダの異常増殖
Candida Overgrowth
リーキーガット
Leaky Gut
過敏性腸症候群
Irritable Bowel Syndrome (IBS)
腸活に関してナチュロパスができること
個別の食事指導
食物過敏症の特定: 患者が食物に対する
過敏症を持っている場合、それを特定し、
その食物を避けるようアドバイスします。
プロバイオティクスとプレバイオティクス
腸の健康をサポートするための、特定のプロバイオティクスや、
プレバイオティクスの、サプリメントの推奨。
消化酵素のサポート
消化酵素のサプリメントから、食物の消化を助け、
栄養の吸収を向上させる。
ハーブ療法
消化を助けるハーブ(例: ジンジャーやペッパーミント)や、
腸の炎症を減少させるハーブ
(例: スリップリーエルムやアロエベラ)の使用など。
抗真菌ハーブ薬や抗寄生虫療法
腸の透過性を改善するサプリメント
L-グルタミンや亜麻仁油・脂溶性ビタミンなどの
サプリメントやハーブを利用して腸の修復をサポート。
ライフスタイルの指導
ストレス・運動不足・睡眠不足などの
ライフスタイルの要因が腸の健康に影響を及ぼすことがあります。
ナチュロパスは、これらの要因を管理する方法を
指導し、腸の健康の向上と維持をサポートします。






